巻組代表の渡邊です。会社設立10周年を迎え、石巻市内のシェアハウスから始まり、現在は宮城県内で約20件の物件を運営しています。

一棟貸しゲストハウスへのシフト

ここ数年、特に力を入れているのが「一棟貸し」スタイルのゲストハウスです。2020年にゲストハウス事業を開始した際、第一号施設「Roopt石巻泉町-OGAWA-」では個室3部屋を別々に販売していましたが、実際にはグループ貸し切りのご要望が意外に多かったことが分かりました。

現在、宮城県内で5棟を運営し、2025年3月には松島町と長野県松本市で新たに2棟のオープンを予定しています。

利用者層と需要分析

利用者は日本人と外国人が約半々の比率です。一棟貸しニーズは主に5つのカテゴリーから生まれています:

① 他人との接触を避けたい層(コロナ禍後、プライベート環境へのニーズが定着)

② 小さな子どもがいる家族(周囲に気兼ねなく過ごしたい)

③ 里帰り時の滞在家族(実家の近くに別宿泊地を確保したい)

④ 有人サービスを避けたい層(特に言葉の問題から海外客が無人チェックインを好む)

⑤ 暮らしの体験を求める層(観光地ではない場所で「その土地らしさ」を体験したい)

レトロ物件の価値

大手企業は新築物件を展開する傾向がありますが、「空き家」を活用する巻組の物件には独特の魅力があります。築古物件は、近年の大量生産型の建売住宅にはない「味」があります。

今後の展望

昨年11月に施行された「二地域居住促進法」により、日本人の「3割近くが二地域居住に関心がある」(国交省調査)という状況が生まれています。特に観光資源が限定的な地域でも、「暮らすように泊まれる」民家一棟貸しのニーズは高まると予想しています。

今後、巻組は地域事業者との連携を強化し、周辺情報提供などソフト面のサービス充実を目指します。